不動明王尊像<ふどうみょうおうそんぞう>に扮して出現するだけの神霊事<しんれいごと>。江戸時代にはいろいろな狂言の大切<おおぎり>に組みこんで演じられていたが、現行のものは『雷神不動北山桜』を通して復活上演した時、その大切に入った作品。昭和42年(1967)1月、二代目尾上松緑が上演(戸部銀作脚本)した。別に、十二代目が『成田山分身不動<なりたさんふんじんふどう>』を復活上演した時(平成4年8月)に、新之助(現・團十郎)と二人で演じた不動がある。この方は「歌舞伎十八番之内」とはしない。
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