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鎌髭(かまひげ)

 鍛冶屋<かじや>の四郎兵衛じつは三保谷四郎<みほのやしろう>が、廻国の修行者快哲<かいてつ>じつは景清の首を髭剃り<ひげそり>に事よせて鎌で切ろうとするが、景清は不死身<ふじみ>のために切れないという筋。明治43年(1910)3月、二代目市川段四郎と二代目市川猿之助によって復活(竹柴金作脚本)した。

初演年月 安永3年(1774)4月
原題名 御誂染曾我雛型
おあつらえぞめそがのひながた
初演者 四代目市川團十郎
初演劇場 中村座 (江戸)
テキスト:服部幸雄著『市川團十郎代々』(講談社刊)より
錦絵:国立国会図書館蔵