紅<べに>の筋隈<すじぐま>、鋲打ち<びょううち>の胴着<どうぎ>、菱皮<ひしかわ>の鬘<かつら>、三本太刀<さんぼんだち>など、典型的な荒事師の扮装に、竹の子笠をかぶり蓑<みの>を着て、太い青竹を手にして登場し、跳梁<ちょうりょう>する妖怪や怨霊<おんりょう>を花道から本舞台に押し戻す役とその局面。昭和9年(1934)4月、市川三升が復活上演(岡鬼太郎脚本)した。『鳴神』や『娘道成寺<むすめどうじょうじ>』の最後に、この役を登場させる演出も行われる。
|
|||||||||
暫七つ面象引蛇柳鳴神矢の根助六関羽押戻 嫐鎌髭外郎売不動毛抜不破解脱勧進帳景清 |