雛祭のころ。 特に皆が集まるという行事はないのですが、雛人形がお稽古場に飾られると、春が来たな〜としみじみ感じます。 襖を開けると、緋毛氈の上に仲良く並んだお雛様。 ぼんぼりが灯っていなくても、そこだけほっこり暖かい光に包まれているような、不思議な空間がその時期だけ出現するのです。 もちろん、雛祭が終わるとすぐに仕舞われてしまいますので、短い逢瀬なのですが、とても印象に残る行事です。