御仏壇に柿がお供えしてありました。 柿といえば、やはり『若き日の信長』を思い出します。 十一代目の信長は、写真でしか見たことはありませんが、当代、そして新之助の舞台は観ることができました。 夕陽に照らされながら柿をガブリと齧る、あのシーンが印象的で、柿を見るたびに思い出してしまいます。 秋の色の中にあって、なお一層鮮やかな柿の色は、何ものにも染まらない信長の姿なのかも知れないなぁ、とふと思いました。